高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅33.(サ高住と訪問介護)とは
高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅33.(サ高住と訪問介護)について説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でもご存じない方も多いと思います『サービス付き高齢者向け住宅33.(サ高住と訪問介護)』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
サービス付き高齢者向け住宅33.(サ高住と訪問介護)について説明させて頂きます。
※概要
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)と訪問介護について説明しています。
サ高住と訪問介護についてです。サービス付き高齢者向け住宅は、デイサービス併設や小規模多機能型居宅介護事業所併設など色々なパターンが出てきていると思いますが、訪問介護事業所が併設されているパターンが一番多いのです。
<訪問介護サービスとは>
訪問介護とは、訪問介護員、ホームヘルパーや介護福祉士が自宅を訪問し、介護や生活支援を行なうサービスです。
サービス内容としては、身体介護と生活介護などの介護や家事と、通院などに利用する介護タクシーへの乗車・降車の介助です。
※身体介護の例
・食事や服薬の介助
・入浴の介助や清拭
・着替えや洗面などの介助
・排泄の介助
・体位を変える
・車椅子などへの移乗・移動
・病院の付き添いなど
※生活援助の例
・調理や食事のあと片付け
・掃除やゴミだし、洗濯
・買い物、薬の受け取り
※頼むことができないもの
・利用者以外のための家事(利用者以外の部屋の掃除、来客の応接、自家用車の洗車など)
・日常生活の援助に該当しないもの(草むしり、ペットの世話など)
・日常的に行われる家事の範囲を超える行為(大掃除、正月などの特別手間をかけて行なう調理)
※通院等のための乗車・降車の介助
・訪問介護員が運転する車への乗車・降車の介助
・通院先での受診の手続き
<サ高住と訪問介護>
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で、訪問介護事業所を併設しているところは非常に多いです。
すなわち、
サ高住の住宅内にヘルパーさんが待機している訪問介護事業者が併設することによって、利用者はとても安心できます。
入居者は、併設の訪問介護事業所を利用しなければならないといったわけではなく、例えば距離的に問題なければ、入居する前にお世話になっていたヘルパーさんに来ていただくことも可能です。
<高齢者の20分未満の身体介護について>
訪問介護の身体介護の最低単位は20分未満(要件あり。普通は20分以上30分未満)ですが、実際には、5分もかからないような介助が多くあります。
例えば、
ベッドから車椅子に移る介助や、居室から食堂まで移動介助等です。
このような毎日発生する短時間の介助については、サービス支援費の中で、行いますというサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が多いです。
これは短時間のものをすべて計算してしまうと、介護保険限度額をすぐに越してしますからです。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に見学に行った際については、その点について必ず聞くようにしましょう。
<2時間ルールについて>
高齢者の訪問介護を1日に複数回算定する場合にあっては、算定する時間の間隔は 概ね2時間以上とするいうルールがあります。
このようなルールがあるため、例えば、午前中は1時間に1回の介助が必要などといった場合に対応ができない可能性があります。
サービス付き高齢者向け住宅を見学等の際には、このあたりについてもしっかり確認するようにしましょう。
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